枚葉機で後端が薄くなるのはなぜか
枚葉機で後端が薄くなる場合、多くは前側の大きなベタがインクローラーのインクを使い果たし、後側で補充が追いつかないか、後端の圧が弱いことが原因です。これは紙の白さの変化ではありません。同じシート内でくわえ側は正常で、後方ほどだんだん薄くなります。まずくわえ側に大きなベタがあるかを見て、それから全体のインク増量を検討します。
枚葉機で後端が薄くなる場合、多くは前側の大きなベタがインクローラー上のインクを使い切り、後ろに補給できないか、後端の圧力が弱いかです。これは紙白の変化ではありません。同じシートのくわえ側は正常で、後方になるほど薄くなるだけです。まずくわえ側に大きなベタがあるかを見て、それから全体のインク増量を検討します。

1枚の紙上での前後
インクローラーが1回転ごとに運んでくるインクには限りがあります。くわえ側に大きなベタがあると、ローラー上のインクが奪われ、後端に回るころにはインク層が薄くなり、後端のベタと網点が薄くなります。くわえ側のベタを外すか、大きなベタを後ろに移すと、後端の濃度は戻ることがよくあります。これはインク配合全体が不足しているわけではないことを示します。
もう一つは、シリンダー両端の圧力はまずまずでも、後端方向の圧力が落ちている場合です。このとき薄くなるのは後端全体で、「大きなベタの後ろほど薄くなる」という対応関係はありません。見本を確認するときは、紙の進行方向に沿って数点を測ることで、この2つを切り分けられます。
インクを足すのは有効か
| 濃淡の分布 | より疑わしいもの | まず行うこと |
|---|---|---|
| 大きなベタの後ろだけ薄い | インクローラーが補給できない | 前側のベタのインクを減らす、または図柄の位置を変える |
| 後端全体が一様に薄く、図柄と無関係 | 圧力 | 後端の圧力を確認し、インクは足さない |
| くわえ側も後端も同じように薄い | 全体のインク量 | 承認見本に合わせてこの色を足す |
今回はまずこれを行う
- 紙の進行方向に沿って、くわえ側、中央、後端の3か所のベタを測定する。
- 大きなベタの後ろだけが薄いなら、全体のインクを足さない。
- 3か所とも薄い場合に、承認見本に合わせて足す。