多孔質材料ではなぜ色混じりが起きるのか
多孔質紙や未塗工材料は、前の色のインキを紙に吸い込む。次の色を重ねると、2色が境界で互いににじみ出す。これは見当ずれではない。見当ずれでは紙白の筋や硬いエッジが見えるが、色混じりでは2色が同じ境界内で混ざって濁った色になる。まずインキ層を減らし、インキの粘度を上げる。圧力を上げて「押し固める」ことに頼ってはいけない。
多孔質紙や未塗工材は、前の色のインキを紙に吸い込む。後色が重なると、2色が境界で互いににじみ合う。これは見当ずれではない。見当ずれでは紙白または硬いエッジが見えるが、色混じりは2色が同じ境界内で混ざって濁った色になる。まずインキ膜を減らし、インキを増粘する。圧力を上げて「押し込む」ことに頼らない。

紙側で起きていること
未塗工紙、灰色裏白板紙、吸収の速いラベル紙の一部には、表面にインキを受け止める塗工層がない。第一色の連結材が顔料を伴って繊維に沿って移動し、第二色が重なると、2つの顔料が繊維内で出会い、境界が濁る。境界を拡大しても、きれいな紙白は見えず、茶色や灰色がかった遷移部が見えるだけ。
見当ずれの境界ははっきりしている。紙が出るか、一方の色がもう一方の外側に重なるかで、エッジは依然として鋭い。この2つは同じ見当修正では直せない。色混じりのときに見当をいじっても、濁った色は残り、濁りの位置が動くだけ。
境界の読み方
| 境界 | 名称 | まずすること |
|---|---|---|
| 2色が混ざって1本の濁った色になる | 色混じり | 第一色のインキ膜を減らし、インキを増粘する |
| 紙白または硬いエッジが出る | 見当ずれ | 見当調整を行い、インキは変えない |
| 第二色だけが第一色を完全に引き剥がす | ピッキング、色混じりではない | 第二色の粘性と乾燥を確認する |
今回はまず行うこと
- 境界を拡大する。まず混色か紙白かを判定する。
- 混色なら、先に印刷した色のインキを減らす。後色を足して覆わない。
- 同じ絵柄を塗工紙に替えたときに境界がきれいなら、この材料の吸収の問題として止め、これ以上版を変更しない。