印刷シートの裏面にゴーストが現れるのはなぜか
裏面ゴーストは、紙の裏側にできる淡い繰り返しパターンで、インキが実際に印刷されているわけではありません。多くは、紙を積むときに溶剤やビヒクルが裏面に染み込むか、乾燥ムラによって表側の画像が裏面に写り込むことで発生します。これは裏移りとは異なります。裏移りはインキに触れれば分かりますが、ゴーストは通常、インキ層として触れても分かりません。まずどちらの面に起きているのかを見極め、そのうえで紙の積み方を変えるのか、インキローラーを変えるのかを決めます。
裏面ゴーストは、紙の裏面にできる淡い繰り返し図柄で、インキが実際に印刷されたわけではない。多くは用紙を積み重ねている間に溶剤やビヒクルが染み出たか、乾燥むらによって表の画像が裏面に写ったものだ。これはこすれ汚れとは異なる。こすれ汚れは触るとインキが付くが、ゴーストは通常、触ってもインキの層は感じられない。まずどちらの面に起きているかを見分け、それから積み方を変えるか、インキローラーを変えるかを決める。

まずどちらの面かを確認する
紙を裏返す。淡い影が裏面だけにあり、表の対応位置が正常なベタ部か空白なら、問題は積み重ねと浸透にある。紙が密に積まれ、インキ中の鉱物油や溶剤がまだ移動していると、裏面に同じ形のより淡い影が写る。爪で引っ掻いても、色の層は削り取れず、紙の色が変わっているだけだ。
表の大きなベタ部の隣にも同じ形の淡い影があれば、それはメカニカルゴーストだ。インキローラーが前の大きなベタ部でインキを使い果たし、次のベタ部に補充できていない。この場合はベタ部の位置かインキローラーの配置を変える必要があり、パウダー散布を変えても役に立たない。両面に同時にある場合は、まず表のインキ供給を処理すれば、裏面の浸透もそれに伴って軽くなる。
両面に同じ方法を使ってはいけない
| 確認できたこと | 原因 | まず変えるもの |
|---|---|---|
| 裏面だけにあり、インキが削り取れない | 浸透、積み重ね | 積み高さを下げ、より浸透しにくいインキか紙に替える |
| 裏面から色が削り取れる | こすれ汚れ | 乾燥とパウダー散布に応じて対処する |
| 表のベタ部の隣にも淡い影がある | インキローラーの供給不足 | 絵柄の配置またはインキ経路を変える。紙を裏返すだけにしない |
今回はまずこれをやる
- 表裏の両方を見て、爪で「写り込んだもの」と「付着したもの」を区別する。
- 裏面だけに出ている場合は、まず積み高さを下げ、20分後に新しい紙を1枚抜き取って、まだ出るか見る。
- 表にも出ている場合は、裏面向けの対処で時間を無駄にするのをやめ、大きなベタ部とその後ろの部分との距離を直接見る。