後端カールはいつ印刷不良と見なされるか
後端が上に反り、しかもインキと水で紙が変形し、後工程でも平らにならないものは印刷不良と見なします。排紙グリッパーやファンが後端を曲げ、紙積みに入れると平らに戻るものは排紙の問題であり、印刷不良品として記録しないでください。紙を平らに置いて10分後に見て、それでも反っているものだけをカールと見なします。
後端が上に反っていて、しかもインキと水で紙が変形し、後工程でもまだ平らでない場合、これは印刷欠陥とみなす。排紙爪やファンが後端を曲げ、紙積みに入れるとまた押さえられるものは、排紙の問題であり、印刷物の不良として記録しない。紙を平らに置いて10分後に見て、まだ反っている場合にだけ、そうみなす。

二つの反りは別物
印刷による後端カールは、紙の表裏の伸縮が異なることによる。ベタが広く、水を多く使う側は乾燥後も一方へ曲がり続け、紙積みに押し込んでも、しばらくするとまた起きる。そのため型抜きや製函で給紙できなくなる。排紙による反りは機械的に付いたもので、紙の角にグリッパ跡やファン跡が見える。同じ白紙の束に押し込むとすぐ平らになる。
したがって、排紙部でまだ風に煽られている紙を手に取った直後に結論を出してはいけない。検査台に持って行き、平らに置き、自然に安定するまで待ってから、後端と台面の間にまだ隙間があるかを見る。
欠陥とみなすか
| 平らに置いた後 | 後工程 | 記録 |
|---|---|---|
| 後端がまだ台面から離れ、押さえられない | 給紙または製函が止まる | 印刷欠陥、水の量とベタを確認 |
| すぐ平らに押さえられ、グリッパ跡だけ | 通せる | 排紙調整、印刷物は不良とみなさない |
| シート全体が段ボールのように波打ち、後端だけではない | 通せない | 紙の含水率、後端のインキ量だけのせいではない |
今回はまずこれを行う
- 見本を印刷機から出して10分後に後端の隙間を測る。排紙部でその場では測らない。
- 後端だけが反っているなら、その端の水とベタインキ層を減らす。
- シート全体が変形しているなら、まず紙の含水率を測る。インキだけを変えない。